カーベル放浪記

車の情報を中心に発信します

【長期試乗】MINI ACEMAN E(2026年モデル)レビュー

愛車の1年点検の際に代車をお借りしたのですが、その時偶然割り当てられたのがACEMANでした。

ずっと前から電気自動車には機会があれば乗ってみたいなと思っており、念願叶いました。

 

今回人生初の電気自動車に1日乗ってみた感想について語りたいと思います。

 

 

 

【良かった点】

 

違和感無く運転出来る電気自動車

ACEMANは内燃機関モデルと殆ど全ての内装パーツを共有しており、現行の内燃機関モデルの操作方法を知っていれば誰でも簡単に運転することが出来ます。

 

他メーカーではBEV(電気自動車)のみ専用のシフトセレクターであったり、BEV独自の操作を求めてくる場合がありますが、MINIは内燃機関モデルとパーツを共有することにより違和感の無い操作感を実現しています。

 

ちなみに人生初の電気自動車ですが、加速は言わずもがなでトルクフルで早かったです。

トヨタのハイブリッドを運転している感覚にも似ていたので、ハイブリッド車運転の経験があると大きく違和感は無いのかなと思います。

 

 

テンションの上がる疑似サウンド演出

Go Kartモードもしくは強めにアクセルを踏み込んだ際には疑似サウンドが流れて加速感を演出してくれます。

ただしMINIはあえてエレクトロニックな、電車の加速音のような電子音が流れます。

 

他メーカーではエンジンサウンドを擬似的に鳴らすBEVもある中で、潔く電子音にしているのがポイントです。

しかもこの疑似サウンドが結構加速している時にテンション上げてくれます。

 

ちなみにこのサウンドが一番のお気に入りポイントでついついアクセルを踏み込んでみたり、GoKartモードで走りたくなるMINIらしい遊び心のある要素でした。

 

 

【万人受けに徹した丁度いいパッケージングとドライビングフィール】

エースマンはMINIの最新ラインナップの中でも万人受けを目指した極めて実用的なモデルであると言えます。

 

MINIの中では乗り味が全体的にマイルドであり、誰でも運転しやすく乗り心地が良いですし、後席も広々としています。

それでいてカントリーマン程サイズも大きくなく、荷室も実用的なサイズです。

クロスオーバーというコンセプト通り3ドア/5ドアと比較すると運転目線も高いので運転しやすいです。

 

3ドア/5ドア/コンバーチブルといった個性の強いMINIと比較するとエースマンは圧倒的に実用的で誰でもとっつきやすいドライビングフィールだと思います。

 

 

【残念な点】

 

物足りないゴーカートフィーリング

実用的で万人受けを狙ったドライビングフィールの反面、MINIらしいゴーカートフィーリングは希薄です。

3ドア/5ドア/コンバーチブルといったモデルのドライビングフィールが好みの方は非常に物足りなく感じると思います。

 

コーナリング中のドッシリ感は上記3モデルと比較すると薄く、ステアリングフィールも遊びが多いというか普通です。

BEVなので加速はシッカリ速いのですが、コーナリング中に物足りなさを凄く感じました。

 

 

【コストカットを色濃く感じるインテリア】

エースマンは内燃機関モデルよりも多くのコストカットを感じる箇所があります。

 

バニティーミラーにライトが無くなったのは内燃機関モデルと同様ですが、アクセルペダルもオルガンから吊り下げ式にランクダウンしています。

正直長時間運転していて足が疲れました。

内燃機関モデルは前モデルから引き続きオルガンペダルなのでここはシッカリと統一してほしいところです。

 

また内燃機関モデルでは助手席についているオシャレベルトが何故か運転席側に付いており、助手席側のダッシュボードが非常に殺風景です。

 

エアコンのセンター送風口がナビ下部に付いているのですが、そこの全閉全開のツマミも何故か助手席側の送風口の下についていてヤッツケ感ありました。

エースマンのインテリアデザインは内燃機関モデルと同じようなパーツを使っているのに比較すると違和感を感じる部分が多いです。

今回のモデルからBEVに力を入れているはずなのに何故こんなことに・・・

 

 

【まとめ】

MINIのデザインは好きだけどステアリングフィールや乗り心地が好みじゃない、より実用的な車が欲しいという人にオススメの車だと思います。

 

ゴーカートフィーリングというスポーティーな特性を出来る限り薄めて万人受けに徹したモデルだと思います。

全体的な乗り味は好みがわかれるところだと思いますが、3ドア/5ドアとの棲み分けが上手く出来ているのではないでしょうか。

内燃機関モデルから自然に乗り換える事が出来る車ですが、BEVとして抑えておいて欲しい装備はシッカリ整っています(ワンペダル対応や充電スポット表示)

 

反面従来のゴーカートフィーリング好きには物足りないドライビングフィールと、せっかく気合の入ったBEVモデルなのに内燃機関モデル以上にコストカットを感じるインテリアは正直残念です。

ただドライビングフィールだけに限っては3ドアのBEVモデルもあるので、そちらはゴーカートフィーリング感じられるのではないかと思っているので、またいつか機会があれば試乗してみたいと思っています。