一度は購入を検討したプレリュードですがホンダの販売店でレンタカーしていることを知り、一日レンタカーしてきました。
今回は一日プレリュードを運転してみた感想について語りたいと思います。
レンタルしたプレリュードの走行距離は約500kmでした。

【良かった点】
抜群のコーナリング安定感

タイプR譲りのシャシーとアダプティブダンパーによりコーナリングは非常に安定しています。
全く不安になる挙動が無く、一体どんな速度でコーナーに進入すれば乱れ始めるのか最後まで分かりませんでした。
またアジャイルハンドリングアシストというブレーキ制御によるコーナリング補正は非常に介入タイミングが自然で違和感がありませんでした。
そのおかげか高速コーナリング中さらにステアリングを切っていくと、安定感はそのままにグングン曲がっていきます。
S+ Shiftモードが楽しい

プレリュードから搭載されたS+ Shiftモードですが、CVTなのにトルコンATのような制御を行う点に面白みを感じました。
速度が落ちてきたところでわざとエンジン回転数を上げてギヤダウンしたように見せたり、速度を上げて高回転になるとシフトアップしたように見せたり、また変速ショックまで擬似的に再現している部分には拘りを感じました。
またこのモードではステアリングの重みも増すので、S+ Shiftモードが運転していて一番楽しかったです。
ジェントルな乗り心地

プレリュードは全体的に乗り心地が良いです。
アダプティブダンパーを装備しているので、ある程度乗り心地を変更可能ではありますがスポーツモードであっても硬さはあまり感じられません。
スポーツカー特有の硬さというのが全く無く、『大切な人と出かける時に乗ってほしい』というコンセプト通り、同乗者を乗り心地で不快にさせない非常にジェントルな乗り心地でした。
【残念な点】
あまりにも価格不相応でヒエラルキーが崩壊した装備

まずシビック・アコード・プレリュードの価格を見て欲しいのですが、
シビック(e:HEV EX) :4,403,300円
アコード (e:HEV Honda SENSING 360+) :5,999,400円
プレリュード :6,179,800円
3車種の中で最もプレリュードが高いが最もプレリュードの装備がショボいです。
具体的にアコードと装備を比較して、プレリュードに装備されていないのは下記の通り
・ヘッドアップディスプレイ
・マルチビューカメラシステム
・運転席&助手席8ウェイパワーシート
・ドライビングポジションシステム
・助手席側リバース連動ミラー
・LEDアンビエントランプ
約14万円も安価なアコードに装備で劣る面があまりにも多すぎます。
これらの装備はプレリュードより安価/同価格帯の他メーカー車では当たり前のように装備されている物が多いので、プレリュードの価格を考えた時にあまりにも装備が不相応に感じました。
またシビックe:HEVと比較しても差額が約170万円もあり、同じパワートレインで同じような装備で、いくらプレリュードがタイプRと同じシャシーとはいえそこまで差額が出るものなのかと感じました。
【まとめ】

『刺さる人には刺さる走りでチャレンジ精神を感じる車だけど装備があまりにも価格不相応』というのが総評です。
デートカーとして全体的に走りは安定型で紳士的でした。
タイプR譲りのコーナリング中の絶対的な安定感は刺さる人には刺さる走りだと思いますし、S+Shiftモードも退屈だと言われるCVTを面白く感じさせる面白い発想だと思いました。
またレクサスRCが販売終了したこともあり、貴重な国産ハイブリッドクーペとして需要もあるでしょう。
ただし車両本体価格600万円超えとしてはありえないくらいショボい装備で、価格の安価なアコードにすら装備で劣ります。
『大切な人と出かける時に乗ってほしい』というコンセプトはデートカーとも取れるコンセプトだと思いますが、コンセプトに相応しい装備を付けるべきだと強く主張したいです。