カーベル放浪記

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【所有車】メルセデスベンツGLA200d レビュー

現在、私はメインカーとして2021年1月に納車されたGLA200dに乗っています。

半年が経過したのと、この8月のお盆休み中にレクサスUXへの乗り換えが決まっているので、半年間保有した上でのレビューを行いたいと思います。

 

評価は良かったもしくは残念に感じた点をまとめて行います。

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良い点

 

文句なしの内装質感とど派手なアンビエントライト

GLAは同価格帯のライバル(レクサスUX・BMW X1・AudiQ3)と比較してもトップクラスの内装質感です。

ダッシュボードは当然ソフトパッドですしドアの内張やシートに至るまでワンポイントでステッチやカーボン柄のような模様が入っており、非常に所有欲を満足させてくれます。

単調なデザインの部分が少なく、パッと見の質感は非常に高いので、良い車感というのはとても高いと思います。

 

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また64色に設定可能なアンビエントライトが特徴的で、発光箇所は足元とドアノブ以外にもエアコンの送風口やセンターコンソール両側といったかなり多くの場所が光ります。

また昼間でも一応視認可能なので、減光処理などによってアンビエントライトの存在が薄くなる事もありません。

 

上下で色合いを変えたり、徐々に色が移り変わるグラデーション機能が付いていたりします。

さらにエアコンの設定温度を上げれば赤く、下げれば青く光るという機能も備わっており、単純に色の種類が多いだけに留まらず遊び心のある機能も豊富です。

 

特にアンビエントライトが見やすくなる夜はど派手です。

非常に明るく目立ちはするものの、運転視界の妨げにならないよう配慮されたデザインです。

人生で初めて積極的に夜のドライブに出かけたいなと思わされました。

 

 

 

充実した運転支援装備

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全車速対応のクルーズコントロール(ACC)はもちろん、白線を読み取り車線中央を維持してくれるレーントレース機能も付いています。

また高速道路上でウィンカーを点灯させるだけで車線変更の支援をしてくれるレーンチェンジアシストというハイテク装備までついています。

 

もちろん夜間の対向車、歩行者のみをロービームにしてそれ以外の部分をハイビームで照らすALHも搭載されていて、日本車と比べてかなりALHの作動タイミングが多いです。

少し暗いなと感じる道へ入った瞬間作動してくれるので、本当についていて良かったと感じましたね。

日本車のALHはまだまだ作動タイミングが少なく、住宅街の道路なんかではなかなか反応しない場合があるので、これには感動しましたね。

とにかく至れり尽くせりです。

 

 

 

カメラの画質と格納式バックカメラ

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カメラの画質がかなり綺麗です。

アラウンドビューモニターが標準装備されており、映像の繋ぎ目の線なんかもありません。

また夜間における視認性もバッチリで、サイドミラー下部についているウェルカムランプを後退時に点灯させることで夜間に見えづらい駐車線の視認性を格段に上げています。

 

さらにメルセデスベンツのバックカメラは格納式で、使う時だけ出てくるという優れものです。

雨天時にバックカメラが水滴で見えないなんてことがありません。

 

 

 

熟成されたハイレベルな2Lディーゼルエンジン

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ディーゼルエンジン車を発売しているメーカーの中でメルセデス・ベンツが一番静かだと思います。

運転席までディーゼルエンジン特有のカラカラ音というのは聴こえてこないので、普通に運転する上ではまったくディーゼルエンジンだとは気づかないと思います。

現にまったく説明せずに運転した人はディーゼルエンジンだと説明したら驚いていました。

 

また1700kgを超える車重ですが燃費は非常に良好です。

平日短い距離の通勤、週末遠出に使用して平均燃費が16km/Lとかなり高燃費です。

また高速道路では8速DCTも影響しているのか100km以上でも燃費が20km/L以上出るので、かなり燃費が伸びます。

 

 

 

残念な点

 

レベルの低いナビゲーションシステムとトラックパッド

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メルセデスベンツ唯一の泣き所といっても過言ではないナビゲーションシステム、正直使い勝手は最悪です。

非常に鮮明で鮮やかなナビゲーションシステムなだけに非常に残念なポイントですね。

 

まずナビゲーション使用時のルート選定が最悪です。

不必要な迂回を行ったり、バイパスを途中で降りてもう一回乗せられたりします。

またバイパス等の降り口がある道を通過するときも『直進です』とは言わずに『斜め右方向です』とかなり紛らわしい案内をします。

 

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さらにナビゲーション操作を行うトラックパッドも評価を下げる一環です。

感度が良すぎるのか、あらぬ方向に地図がスライドされたりします。

一応感度設定を悪くすることで若干改善はされますが、操作しづらいことに変わりはないですね。

 

唯一カラフルで鮮明であるという点だけは良いと思うので評価を上げていますが、それでも厳しい評価です。

国産のナビゲーションシステムに慣れている場合は何でこんな事も出来ないのかと不思議に思うくらいレベルが低いです。

また、それを補うためのApple CarPlayAndroid Autoを使う為に追加で課金が必要な点も残念です。

さらにApple CarPlayは当時ナビ画面全体に表示されず、7インチくらいのサイズに縮小されて表示されていました。これもまた残念。

 

 

まとめ

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というわけでGLAのレビューでした。

とにかく質感の高さやど派手なアンビエントライトにより、インテリア面での満足度が高い車ですね。

また安全・運転支援装備も充実しているので長距離運転の披露もかなり軽減されます。

車に対して楽しさよりも快適さ・楽さを求めるのであれば最適な一台だと思いました。

 

反面信じられないくらいナビゲーションシステムのレベルが低く、遠出の多い身としては非常に不便でしたね。

年次改良等でナビゲーションシステムの改良が望まれます。