カーベル放浪記

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【所有車】MINI JCW(3 DOOR)レビュー

私は現在2022年式のMINI JCW(3 DOOR)に乗っています。

一年程乗っており、走行距離は約25000kmです。

そんなMINIですが実はもうすぐ売却予定で、今回は売却前の愛車レビューです。

 

評価は良かったもしくは残念に感じた点をまとめて行います。

 

 

 

 

 

 

良い点

 

ユニオンジャックが目立つ個性的で特徴的なエクステリアデザイン

とにかく個性的で特徴的なエクステリアです。

MINI購入を決められる方の多くがそのエクステリアを気に入ったからではないかと思えるほどに刺さる人には刺さると思います。

全体的に可愛らしい丸めのヘッドライトながらボディーカラーによっては格好良さも感じられるエクステリアデザインです。

特にお気に入りなのはテールランプでライトを点灯させるとユニオンジャック柄に光ります。

 

またJCWではMINIで唯一チリレッドカラーの屋根を選択できるスポーツグレードです。

本来屋根とミラーだけが赤色になるという配色はあまり他の車では見ない組み合わせですが、MINIの場合オシャレに見えてしまいます。

ヘッドライト・ウィンカー・ナンバー灯にいたるまですべてがLEDで構成されており、センター2本出しのマフラーも迫力があります。

見て気に入ったなら不満が微塵も出ない程に格好いいエクステリアデザインだと思います。

 

 

 

丸形モチーフのオシャレなインテアリア

ダッシュボードやドアトリムにはソフトパッドが使われており、アンビエントライトも装備されているので夜間は明るくぱっと見の質感は高く感じます。

シートもダイナミカレザーコンビネーションと呼ばれる座面と背もたれの大部分がスエード調で赤ステッチの刺繍が特徴的な物で、非常にオシャレかつスポーティーな内装です。

また全体的に丸をモチーフにしたデザインが多く使われており、インナードアハンドル・ステアリングスイッチ・エアコンの送風口といった様々な部分が丸っこいデザインになっています。

 

内装色は全体的に黒を基調にしているので地味に感じるかもしれませんが、エアコンダイヤルやトグルスイッチはメッキ加飾が施されており、アンビエントライトも結構明るく目立つのでオシャレです。

 

 

とにかくパワフルなエンジン

231馬力、1450回転から320Nを発生させる2Lのターボエンジンは持て余すほど非常にパワフルです。

初めてこれだけパワーのある車を所有しましたが、文句なしの加速力ですし、公道ではパワーを余裕で持て余します。

そもそもベタ踏みも一般道では怖くて出来ないレベルで、本当に気持ちよく加速してくれます。

そもそも0-100kmが6.1秒とシビックタイプRやメガーヌRSと比較すると遅いですが、十分に撃速です。

 

燃費は車重が1290kgという事もあってか平均13~14km/Lとスポーツカーにしては悪くない数値です。

また高速オンリーの場合は17km/L辺りまでは伸びるのでパワフルなくせに結構優秀なエンジンだと思います。

 

 

 

FFとは思えない走行性能

素人目線では非常に良く走る・止まる・曲がるが出来ている車だと思います。

とてもブレーキの効きは良く、初めて乗るときは効きすぎて急ブレーキ気味になるほどです。

曲がるに関しても少し雑にコーナーを曲がってもFFとは思えない程異様な曲がり方するときもあります。

FF最速車であるシビックやメガーヌと比べて少し背が高いからなのか、コーナリング時の早い段階からロールするような感じがするものの、曲がってる感が得られるのでそんんなにスピードを出さずにコーナーを曲がっても楽しめます。

シビック・メガーヌ・ゴルフといったFF最速を競うようなライバル車種達と比較していくと走行性能にも何かしらの優劣が出てくるのかもしれませんが、個人的には十分すぎるほどの走行性能だと思います。

 

 

 

残念な点

 

時代遅れの運転支援装備

BMWグループながら現行BMW車とは差別化されており、他メーカーと比べても運転支援装備に遅れを感じます。

電動パーキングブレーキを装備しながらブレーキホールドはなく、当然レーントレーシングアシストは無いです。(車線逸脱警報のみ装備)

死角をカバーするアラウンドビューモニターやブラインドスポットモニターの装備も出来ず、ヘッドアップディスプレイもフロントガラス投影型ではなくポップアップ型と旧式です。

そういった装備をスポーティーな車に求めるのは駄目なのかもしれませんが、一部装備は同価格帯のBWMでは設定があるため、ブランドの超えられない壁を感じますね。

 

 

 

まとめ

一言でまとめると『刺さる人には刺さるホットハッチ』だと思います。

項目別に点数化すると総合的には点数が高くないものの、項目一つ一つを見ていくと点数の高い項目と低い項目にバラツキがあり、それは即ち尖った部分が多いという訳なんですよね。

その尖った部分や特徴的で独創的にあエクステリアデザインが気に入ったのならば点数の低い項目の事なんか知ったことではないと気にせず乗れる、そんな車です。

かく言う私もその一人で、エクステリアデザインにべた惚れしての購入でした。

エクステリアデザインだけでルール無視して20点つけても良いくらいには気に入っていますし、走りに関しても同じく20点つけていいくらい素晴らしいと思っています。

 

万人受けはしないけど気に入る人にはとことん気に入られる、だからこそ長年MINIが愛されているのかもしれませんね。