カーベル放浪記

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【所有車】マツダ CX-5 2.2XD Exclusive Mode レビュー

今回は以前所有していた車のレビューです。

2019年5月~2020年10月までの約1年半所有していたマツダ CX-5を過去の記憶と、他SNSに書き込んだ感想といった記録を元にレビューします。

上記の通り1年半所有して、約4万kmを走行しました。

 

評価は良かったもしくは残念に感じた点をまとめて行います。

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良い点

 

映える高レベルな塗装と上質で迫力のエクステリアデザイン

長年マツダのブランドイメージでもあるソウルレッドですが、光の差し加減で大きく色合いが変化するという特徴を持っており、朝・夕・夜でまったく違った色合いを楽しむことが出来ます。

また周りの景色もある程度映り込むため、非常に写真映えがします。

非常に上品な色合いで、色合いの変化を楽しめると言うだけで高級ブランドの塗装とタメを張れるレベルなのではないかと思います。

有償カラーなのでプラス料金を払わないといけないのですが、それに見合った美しいカラーだと思います。

 

また塗装だけに限らずCX-5はエクステリアデザインも素晴らしいです。
車格としては大きめのSUVですが全体的にシンプルなデザインにまとまっていて、非常に上質感のあるデザインだと思います。

ヘッドライトとテールライトは全体的に細身で、FRのように少しノーズが長いプロポーションも相まって、背の高いSUVのはずが非常にシャープな見た目に見えますよね。

 

映えるソウルレッドという塗装とシンプルシャープなエクステリアデザインが合わさり、全体的に高級感や上質感のある見た目にまとまっていると思います。

購入した人の所有欲を満たしてくれる見た目で非常に気に入っていました。

 

 

 

価格以上の内装質感

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380万円という車両本体価格からすると室内の質感は相当高いです。

ダッシュボードやドアトリムにはソフトパッドとパンチング加工がされており、メーターもデジタルメーターが採用されています。

特筆する点はシートにブラウンのナッパレザーが採用されており、グローブボックス内には起毛加工が施されている点です。

ナッパレザーに関しては高級車で採用されているハイレベルな革製品ですし、この価格帯の車両でグローボックス内が起毛加工されている車は他に無いと思います。

昨今プレミアムブランドでも起毛加工はドンドンコストカットでなくなる傾向にあるので、かなり貴重かつマツダのインテリアデザインの高さを感じられます。

 

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またドアトリムの一部には本杢が採用されており、メッキ加飾も施されています。

ソフトパッド、パンチング加工にピアノブラック、メッキに本杢と様々な素材を組み合わせたインテリアは価格以上の質感を感じることができます。

 

 

 

充実の快適装備

前席シートヒーターはもちろん、ベンチレーション機能まで備わっています。

国産・輸入車問わず、車両本体価格が380万円の車でシートベンチレーションがついているのは他にないと思います。

また、後席シートヒーターまで装備されており、これまた380万円の車で後席シートヒーターまで装備されているのは他にありません。

そしてもちろんステアリングヒーターも装備されています。

 

運転席と助手席には電動パワーシートが装備されていますし、快適装備はかなり充実しています。

この価格帯でここまで充実していれば、文句なしですよね。

 

 

 

使い勝手の良いナビ操作ダイヤル

コマンダーコントロールと呼ばれるダイヤル式のナビ操作デバイスが標準搭載されており、その周りに地図画面やオーディオ再生画面へのショートカットボタンが配置されています。

ブラインド操作可能な程に分かりやすい配置で非常に扱いやすいです。

レクサス、アウディと続々とナビを手元で操作するデバイスを無くしていく傾向が業界的にはありますが、本当に便利な物なのでマツダだけはこれを辞めないでほしいですね。

 

 

 

残念な点

 

時代遅れの運転支援装備とナビゲーションシステム

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自動ブレーキはもちろん全車速対応のクルーズコントロール(ACC)も装備、死角にいる車を表示するブラインドスポットモニター(BSM)や車速等の情報をフロントガラスに投影するヘッドアップディスプレイも装備されており、装備としては充実していると思います。

 

しかしレーントレース機能が無いのが残念、ACCの制御も荒く、急ブレーキ気味で前車が停車した時の止まり方が危なっかしいですね。

運転支援装備がたくさんついているのは良いですが、運転支援装備の精度は他社と比較して劣ると感じました。

 

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また私の乗っていた年式ではナビゲーションはマツダコネクト2になる前でした。

それを前提として話しますが、マツダコネクトは国産ナビとしては低クオリティーです。

 

起動が遅い・動作が重い時がある・Blutooth接続の音楽再生ではかなりの遅延がある・フリーズする場合がある...etc。

ナビゲーションのルート選定に関しては悪くはないと思いますが、根本的な性能面がひどいなと感じていました。

 

現行型ではマツダコネクト2が搭載され、起動の速さやレスポンス等、だいぶ改善されているようなので、中古でCX-5を購入される際は年式にも注意が必要かもです。

 

 

まとめ

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というわけで過去に所有していたCX-5のレビューでした。

ナビゲーションが足を引っ張っていますが、それ以外は特段悪くないですね。

現行型ではナビゲーションが新しくなり、この型のネガな部分が無くなりました。

 

また今のマツダというブランドの立ち位置を明確にしている車だなと思います。

プレミアムブランドと大衆ブランドの間に位置し、ちょっと頑張れば手の届く高級感のある車・・・そんな印象です。

 

エクステリアデザインやインテリアデザインが高品質なので、同じ価格帯の車と比べると頭一つ抜けています。

この価格でここまでデザイン・質感が良くて、装備が充実していて良いのかと思うくらいです。

価格に対してのエクステリアと内装の質感、快適装備の充実具合は素晴らしいと思います。