カーベル放浪記

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レクサス新型LBXの気になる点10選

レクサスの新型コンパクトSUVであるLBXが6月5日イタリアのミラノで世界初公開されました。

非常に格好良いエクステリアデザインと想像以上の内装質感に驚きを受け現在購入を検討中です。

今回は購入検討に至ったLBXの良い点と、出来れば日本仕様では変更してほしい残念だと思う点をご紹介します。

 

※発表当時の情報を元に記事を作成している為、実際の内容と異なる可能性があります。

 

 

 

良い点

 

1・12.3インチフル液晶メーターの採用

レクサスLMに次いで12.3インチのフル液晶メーターが採用されることが決定しており、2023年6月現在でUXはもちろんNXやRXでも12.3インチのフル液晶メーターは採用されておりません。

フルモデルチェンジしたばかりの格上車種でも採用されていない巨大な液晶メーターを採用するあたり、レクサスのLBXに対する熱意が感じられますね。

 

また既にトヨタ車ではカローラやクラウンクロスオーバーで12.3インチのフル液晶メーターは採用されているらしく、非常に表示できる情報量が多いとのことです。

私自身元UXオーナーですが、Fスポーツに採用されていた8インチのデジタル液晶メーターはギミックは格好良い反面、表示可能な情報量が非常に少ない点が不満だったので、12.3インチフル液晶メーターには非常に期待しています。

 

 

2・64色に設定可能なアンビエントライトの採用

レクサスNXからレクサス車でもいよいよアンビエントライトの採用が本格化し始めましたが、何とLBXでもアンビエントライトが装備されるようです。

しかも64色に設定可能で、アンビエントライトを先駆けて採用していたメルセデス・ベンツと同じ色数です。

ただしメルセデス・ベンツアンビエントライトの点灯箇所は多くないようなので、期待は禁物です。

 

とはいえ元UXオーナーからすると非常に羨ましい機能ですね。

UXといえば夜間の間接照明なさすぎて、夜間はドリンクホルダー取りづらい事とかもありましたからね。

 

 

3・33万通りのインテリアコーディネート

LBXは5つのグレードがある他にBespoke Buildというオーダーメイドグレードを用意したようです。

Bespoke Buildはシートの色や素材、シートベルトの色や刺繍の色まで指定できるそうで、内装パターンは何と33万通りもあるそうです。

さらに驚きなのはレクサス最上級に位置するLCに採用されていたL-ANILINE本革までもが選択可能とのことです。

 

正直レクサス史上最もコンパクトで安価なSUVということで内装質感に期待していなかったので、めちゃくちゃ驚いています。

そもそもBespoke Buildを選択しなくても、内装が固定の5つのグレードも内装質感は高めのようです。

中でもCOOLグレードは本革とウルトラスエードをあわせた内装になっているとのことで、これでも十分すぎるくらいの内装質感ですね。

 

 

4・シートベンチレーションが装備可能(恐らく)

公式サイト上ではアナウンスされていませんが、レクサス公式の画像内でしれっとシートベンチレーションと思しきアイコンの表示されたナビ画面がありました。

もし仮にこれが本当だとしたら、このサイズ感のコンパクトSUVの中では恐らく初採用レベルの装備ではないでしょうか。

 

まだ価格帯が発表されていないものの、恐らく金額・サイズ的なライバルはVW T-RocやPEUGEOT 2008、Audi Q2あたりだと思われます。

そのいずれの車種でもシートベンチレーションは装備できないので、LBXで装備可能だとすればライバル車と比べて快適装備面で頭一つ抜けた存在になるでしょうね。

 

 

5・e-ラッチシステムの採用

最新のレクサス車(NXやRX)で採用されていたドアの開閉をスイッチによる電気制御で行うe-ラッチシステムが装備されています。

先進的な装備で見た目もスタイリッシュですし、何よりBSM(ブラインドスポットモニター)と連動して車両後方から接近する車がいる場合は開かないようになる優れものです。

 

 

6・オルガン式アクセルペダルの採用

公式サイトでは紹介されていませんが、モータージャーナリストの方々の動画を見ているとオルガン式ペダルが採用されている事が紹介されています。

またLBXのオルガン式ペダルはUXで採用されていた吊り下げ式を改造した物ではなく、新型プリウスで採用されているしっかりと根本からある正真正銘のオルガン式アクセルペダルのようです。

またペダルレイアウトにもこだわっていると開発者の方がインタビューに答えられていたので、その点も注目です。

 

 

7・デイライト反転型ウインカーの採用

ユニファイドスピンドルグリルという名称が与えられた新しいフロントグリルや、左右繋がりつつも湾曲するテールライトといったエクステリアデザインにおいても新しい尽くしのLBXですが、まず気になったのはデイライト反転ウインカーが採用されている点です。

 

BMW MINIやメルセデス・ベンツトヨタ車でも採用されている仕組みで、ブランドのもつ特徴的なデイライトデザインを活かすことが出来る素晴らしい仕組みだと思っています。

以前からレクサスもデイライトにL字を用いてきましたが、ウインカーはデイライトの上下どちらかが点灯するタイプでした(UXやNX)。

トレーラーを確認する限り、逆L字に光るデイライトがウインカー点灯時は反転して点灯するようです。

恐らくヘッドライトのスペースが少ないので、デイライトとウインカーを同じ場所にしたという理由なのかもしれませんが、それでも個人的には嬉しい仕様ですね。

 

 

残念な点

 

1・電動テレスコチルトが付いていない

レクサスと言えば電動テレスコチルト、UXでも付いていたので付いているのではと期待していましたが、LBXでは電動テレスコチルトが付いていないようです。

このサイズ感の車で付いている車のほうが少ないので仕方がないとは思いますが、せっかく車格とかヒエラルキーを超えた存在と言うのならば付けるべきだと思います。

 

 

2・助手席はマニュアルシート

運転席はメモリー付き電動シートですが、助手席は手動(マニュアル)シートのようです。

このクラスで助手席も電動シートの方が珍しいと言えば珍しいですが、これも電動テレスコチルトと同じくクラス、ヒエラルキーを超えた車を作ったと言うのならば付けるべき装備ではないのかと思います。

 

 

3・給油口がボタン式

最後の残念点は給油口を開けるときに車内のボタンを押さないと開かないという点です。

輸入車のほとんどは鍵が空いていれば給油口の蓋自体を押すと開くメカニズムが採用されており、給油の時いちいち車内のボタンを押す動作が必要ありません。

日本車はほとんどが車内にあるボタンを押すタイプですが、最近ではマツダ輸入車のワンタッチ方式を採用しています。

いい加減室内からボタンを押さなければ開かない仕様を取りやめてグローバルな仕様に合わせてほしいなと思います・・・。

 

 

まとめ

という訳でレクサス新型LBXの気になる点10選ですが、正直内装に期待していなかった反動が大きく、残念な点が霞むくらいに内装質感の高さに驚きました。

今回LFAに続く3文字車名と「高級車の概念を変えるサイズのヒエラルキーを超えた新世代LEXUSモデル」というキャッチフレーズから察するに、レクサスの本気度合いが感じられますよね。

バク売れ間違い無しのLBX、商談待ちの順番に並びつつ続報を待ちたいと思います。