カーベル放浪記

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LEXUS LBXを購入する前に注意しておきたい10つのポイント

本日11月9日ようやくLEXUS LBXが日本で正式に発売開始されました。

今回は発売と同時に発表された仕様を元に、購入前に注意しておきたい10つのポイントを紹介します。

 

 

 

 

1.実質2グレード展開

ミラノでのワールドプレミアではBESPOKE BUILD含めた6グレード展開と発表がされていましたが、今回国内向けに発売されたのは「COOL」「RELAX」「BESPOKE BUILD」の3グレードです。

 

さらにホイールデザイン・内装色・ステッチデザイン・ステッチ色と細かな部分までカスタマイズ可能なオーダーメイドグレードである「BESPOKE BUILD」は国内100台限定販売と非常に枠が狭いです。

その為、国内展開されるグレードは「COOL」「RELAX」の実質2グレードがメインと言えます。

 

細かな部分までカスタマイズが可能なグレードがあると大々的に発表していた割には抽選100台という枠の狭さ、絵に描いた餅感が否めません…。

 

 

 

2.ボディーカラーとインテリアはグレードで異なる

特に注意し無ければならないのはボディカラーで、グレードによりバイトーン(ツートーン)、モノトーン(ワントーン)が固定されています。

具体的にはCOOLはバイトーンのみ、RELAXはモノトーンのみです。

 

COOLグレードのバイトーンは全て屋根がブラックに塗られていますが、唯一ボディ色にブラックカラーを選んだ場合のみ屋根と同一色になるので-77,000円される様です。

 

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またインテリアに関してもCOOLとRELAXで異なります。

COOLはセミアニリン本革×ウルトラスウェードのコンビ内装

RELAXはセミアニリン本革のブラック又はサドルタンの2種類から内装カラーを選べます。

 

セミアニリン本革はRX以上でしか採用されていない高級素材なのでコンパクトサイズの車での採用は異例、ブレイクスルーを謳うLBXらしいですね。

 

 

 

3.タッチトレーサーオペレーションを活用するにはHUDオプションが必須

新型NXより採用されたTazuna Conceptデザインですがヘッドアップディスプレイとステアリングスイッチを連動させ、ステアリングスイッチの触れている部分の機能説明をヘッドアップディスプレイ内に表示するという画期的なシステムでした。

しかしLBXのCOOL、RELAXグレードではヘッドアップディスプレイが標準装備されておらずオプション装備です。

 

ヘッドアップディスプレイ非装備の場合、ステアリングスイッチの機能表示は12.3インチフル液晶メーター内に表示されるようになり、明らかにメーターの視認性を悪化させます。

その為、ヘッドアップディスプレイは必須級のオプションです。

 

現在のTazuna Conceptデザインはヘッドアップディスプレイありきのものだと思うので、オプション扱いではなく標準装備で良かったのでは無いかと思ってしまいます。

 

 

4.オプションでドライブレコーダー機能が付けられる

オプションでドライブレコーダー機能を追加できます。

前方はセーフティーシステム用のカメラを流用、後方はバックカメラを活用して映像を録画するようです。

常時録画・衝撃録画はもちろん、駐車時の衝撃録画にも対応しています。

オプション価格は42,900円ですが、後付カメラを設置する必要が無いのでスッキリとした見た目を維持することができます。

 

 

 

5.デジタルインナーミラーは未採用

ドライブレコーダー機能はオプションでも用意があるにも関わらずデジタルインナーミラーは非採用・・・ドライブレコーダー機能付けられるならデジタルインナーミラーも付けられそうなのに謎です。

決して後方視界が悪い車では無さそうですが、新型NX・新型RX共にデジタルインナーミラーはオプションであっても用意があった為、その流れで発売されるLBXもあるかと思えば設定が無しなのは残念ですね。

 

後方視界に不安のある方は社外品の後付デジタルインナーミラーを検討する他無さそうです。

 

 

 

6.電動テレスコチルトが非搭載

電動テレスコチルトが非搭載です。
現在販売されているLBXを除くレクサス車では全て電動テレスコチルトが搭載されていますが、LBXはオプションでも設定がありません。

 

それに伴いパワーイージーアクセスの恩恵が半減しています。

パワーイージーアクセスはエンジンを切った時にシートを後方へ、ステアリングを上方向へ上昇させ乗降をスムーズに行えるようにしてくれる機能ですが、LBXではシートの移動のみでステアリングは動きません。

 

とは言えコンパクトカーで電動テレスコチルトが装備されている車はほぼ無いに等しいので仕方がないのかもしれませんね。

 

 

 

7.シートベンチレーションが非搭載

シートヒーター/ステアリングヒーターは標準装備されていますが、ワールドプレミア当時に噂されていたシートベンチレーションは結局非搭載のようです。

噂の出元である公式画像もコッソリと削除されてしまったようですし、LBXのようなコンパクトサイズの車にシートベンチレーションが搭載されているケースは無いので仕方がないのかもしれませんが残念なポイントです。

 

特に今回のCOOL、RELAXグレードではファブリック素材のシートではないので、夏場は蒸れて暑くなる可能性があるので注意が必要です。

 

 

 

8.スピーカー数量

COOL、RELAXグレード標準は6スピーカーと普通のコンパクトカーと変わらない数しか付いていません。

オプション価格251,900円のマークレビンソンを付けると一気に13スピーカーまで増えます。

 

レクサス車はだいたい通常のスピーカー数だけでも満足する音質である場合が多いのですが、正直6スピーカーしかないのは少し寂しく感じます。

他のレクサス車の標準スピーカー数と比較すると差は歴然です。

LBX・・・6

CT・・・10

UX・・・10

NX・・・10

 

既に生産が終了しているCTにすらスピーカー数量は負けており、音質が心配です。

 

 

 

9.アンビエントライトの点灯箇所は3ヶ所

64色からカラー選択可能なアンビエントライトが採用されていますが、アンビエントライトの装着箇所は前席足元・ドアトリム・フロントコンソールトレイの3ヶ所です。

個人的には照明箇所が少し物足りなく感じます。

付いていないよりかはマシですが、夜間での光り方など満足できるレベルであるかなどをチェックしておくのが良いと思います。

 

 

10.価格設定

LEXUS LBXはCOOL/RELAX共に4,600,000円~で、AWDは4,860,000円~です。

他のレクサス車及びライバル車と比較すると下記のとおりです。

 

LEXUS

LBX・・・・・・・・4,600,000円

UX(250hFsport)・・・5,041,000円

NX(350hFsport)・・・6,176,000円

 

【ライバル】

DS3(OPERA)・・・・・5,090,000円

Q2(Sline35TFSI)・・・・4,540,000円

 

金額面では車格的にも上のUXとほとんど金額差が無いのが気になる点、世代的にはLBXの方が新しいので目新しさはありますが、一部装備はUXの方が良い部分もあるので悩ましい点ですよね。

またUXは大幅なマイナーチェンジが予定されているので悩まれる方は少し待ってみるのもいいかもしれません。

 

またライバルにはまだ他にMINIのCROSSOVERもいますが、来年初頭くらいにはフルモデルチェンジが予想されます。

小さな高級車を求めている方であればCROSSOVERのフルモデルチェンジを待ってから検討してみても良いかもしれません。